構図も適切でない、露出もピントも合っていない。
一般の写真教室的に言ったら「駄目な写真」なのだろうが、現実には、それでも伝わる写真がある。
逆に、構図も露出もピントも教科書通りに揃っているのに、何も伝わってこない写真もある。
不器用でも熱が伝わる写真がある一方で、何一つ破綻なく美しく整った上で、深く伝わってくる写真もある。
だからこそ写真講座や教科書は構図や設定を教えるのだが、そのスタイルだけで写真をやっていると、構図は合っているけれど凡庸な、死んだ写真になっていく。
ShinPhotoが「撮る、気づく、学ぶ、伝える」をコンセプトに掲げているのは、まさにそのためだ。
構図や設定を整えるだけでは片落ちで、現場で何に心を動かされ、どうすればそれが写真として「伝わる」のか。
指導の現場でも、つくる道具においても、その「伝わる」ための核心にこそ向き合い続けたい。